※注：この一連のコンテンツ （『はじめに』ー『Grateful Deadとの出会い』ー『基本』）はGrateful Deadを聴き始めた当初の感想をそのまま書いてあります。今にして読み返せば、誤解や誤記も多く、削除することも検討しました。しかしながら、それは初 めての人にとっては、い たずらに敷居を高くする行為でもあります。つい忘れがちですが、誰でも最初はNewbieです。あなたも私もそうでした。その初心者の多くの人が最初にい だく疑問や好奇心は、それを知ったあとでは、なか なかその時の気持ちには戻れません。私自身も同じ文章を書けと言われても書けません。
初めてGrateful Deadに興味を持った方が、自分と同じだと共感していただければ、より入りやすくなる事もあると思い直し、そのまま残しておくことにしました。明らかな 誤記や誤解を招きやすい部分は注記を入れました。そういう訳で、この内容が正しい訳ではありません。このホームページは、バンドのオフィシャルなものでは なく、独断と偏見に満ちた一個人の趣味のページです。一個人の他愛のない感想文として読んでいただき、鵜呑みにすることなく、自己責任で判断していただけ れば幸いです。 11-19-2005 zep
はじめに-----経過説明
- えーーと、これを書いているのは1998年7月12日である。
私がマジメにGratefulDeadを聞き始めたのはわずか2 週間くらい前のことである。
このバンドは1965年結成で30年以上も継続していたそうである。- しかも、1995年8月9日に中心的存在のJerry Garciaが他界し、その12 月にバンドはついに解散している。
無くなってから2年半経ってから、私は聞き始めた訳だ。
つまり、『30年遅れのGratefulDead』という訳だ。- Deadを知ろうとしたり、聞きたいと思うことは、現在ではかなり難 しい ことだ。
少なくとも私はてこずった。
それでは私にとってのDeadについてご紹介しよう。
- 出会い
今から20年強前にワーナーパイオニアから出ていた、2枚組みのPR用LPの中に1曲だけあった。確か『時はもう無駄に出来な い』 という邦題だったと思う。*
イントロの艶やかで伸び伸びとしたギターの後に硬直したヴォーカルが入ってくる曲だった。そのエコーのきいたギターに強い魅力を感じながら、あまりにスト レートなボーカルに違和感を持ったことを、はっきりと記憶している。要するにイマイチだった。
私は次第にヘビメタ少年となっていった。より刺激的な音を求めて、Deadは興味の外にいってしまった。
*その後、このLPが出てきた。『HOT MENU'73』。Grateful Dead(Skull & Roses)より『PLAYING IN THE BAND』が正解。その次の曲が『AIN'T WASTIN' TIME NO MORE』でなんとALLMAN BROTHERSだった。聴いてみたらタイトルはずれてたけど、曲は間違いなかった。『時間を気にしていた』のはオールマンで、デッドはバンドで演奏して いれば言うこと無しだったようだ。もちろん今はMy Favorite Songです。（1998.7.29追記）
- PA
当時はPAの黎明期だった。それを生業としている人の部屋で異様な写真を見た。
屋外のステージでスピーカの山に囲まれているバンドの姿だった。それこそがGratefulDeadだった。
強い衝撃と魅力を感じたが、音は聞けなかった。今にして思うとそれが、70年代初頭にDeadが試みた『ウォール・オブ・サウンド』だったのだろう。*
*その後の調べによると73年--74年頃の事ということになる。 （1998.7.29追記）
- それから
何度か意識せずにGratefulDeadは聞いていたのかもしれない。バンド名と顏中髭だらけのJerryGarciaは 知って いたが、私の興味は常に他のバンドにあった。『いつかそのうち聞いてみよう』という思いだけが残っていた。
それから...
20年が過ぎる。
- 最近の音楽
最近の音楽はつまらんと思いながら、よく聞いてみると、音といい、なかなか良いものがあると認識を新たにしていた今日この頃。
それでも何か物足りなくて、JimiHenのリミックスを聞いたり、The BandのCDを買ったりしていた。
そうした中で、GratefulDeadを聞いてみようと軽い気持ちで考えた。
- GratefulDead調査
ところが、どんなCDが出ているかも分からない。
そこから私のDead調査が始まった。