オフィシャルCD　No.4

邦題

ライブ・デッド

原題

Live Dead

Live録音

1CD

1969年11月10日発表

• Deadの4枚目である。ついに出た本格的ライブ！CDは1枚だけどLP2枚分のボリューム。主な内容は以下のとおり。

CD Code	WAM1830	日本版	WPCP-4354 91/06/25	入手可能	（但　1998年7月現在）
Produced	Grateful Dead and Bob & Betty	Arrenged	Grateful Dead	Engineer	Bob Matthews and Betty Canter
録音時期	1969年後半？	録音場所（ライブ会場は不明）	Alembic Recording Studios,Novato,California Mixed at Muggles Gramophone,San Francisco	CoverDesign	R.D. Thomas

• メンバー　

• 曲目　

No	邦題	原題	時間	作詞作曲
1	ダーク・スター	DARK STAR	23:15	Hunter/Garcia
2	セント・ステファン	SAINT STEPHEN	6:45	Hunter/Garcia/Lesh
3	イレブン	THE ELEVEN	9:39	Hunter/Lesh
4	ターン・オン・ユア・ラヴ・ライト	TURN ON YOUR LOVE LIGHT	15:30	J.Scott/D.Malone
5	デス・ドント・ハヴ・ノー・マーシー	DEATH DON'T HAVE NO MERCY	10:30	Rev.Gary Davis
6	フィードバック	FEEDBACK	8:52	Mcgannahan Skyjellyfetti
7	グッドナイト	AND WE BID YOU GOODNIGHT	0:36	Traditional
			75:04

• MEMO
  • Deadの4作目の本格的ライブアルバム。
  • 発売当初はアナログLP2枚組だったものをCD1枚にRemixしたもの。
  • 1曲目の『Dark Star』はなんと23分を越える演奏。アナログ時代は、これでA面は終了だったのだろう。
  • 2/3曲目がB面。4がC面、6/7がD面だったのだろう。
  • 1969年11月の発売であるから、当然、その前の録音であるが、どこかは明記されていない。（確かにレコーディングスタジオやリミックススタジオの標記はあるが。）
  • 初期のDeadのライブに間違いは無い。ヒットしたそうだし、初期の代表作のひとつである。
  • PigpenことRon McKernanのクレジットの下に、5曲目のタイトルである『Death Don't Have No Mercy』と書かれている。(彼は1973年3月8日帰らぬ人となった）
  • ラストの『And We Bid You Goodnight』はグループの定番のクロージングナンバーである。

  　

• 蛇足（独断による私的感想）
  • Deadを聴こうと思い、DeadのオフィシャルCDを捜し始めた当初から、ライブが聴きたくてしょうがなかった。
    ことろが、近くの店（しかも数件！）にはDeadのCDが全く無いのだ。まとめて注文しても半分も入荷せず、このレコード会社（GDCD)は契約してないから取り寄せ出来ないとか、すでに廃盤になっているとか、中々、手に入らない。
    細々と入荷してきたのが、ファーストアルバム、次にWorkingman's Deadで次がAmerican Beauty。これらは出色の出来で、大満足だったが、それにしてもライブが聴きたい。
    次が『Anthem of The Sun』。やっと、一部なりともライブが聴けた。ちょっとスタジオでいじりすぎで、それはそれで楽しめるが、リアルなライブとは言い難い。次が『Aoxomoxoa』。
  • そしてついに！『LIVE DEAD』が手に入った！
    そもそもタイトルがいいよね。（ちょっと、安易だけど。まるで、バンドを作ったときから考えていたようなタイトルだ。）
  • それで、肝心の中身はどうだったか？
    予想を上回る素晴らしさでした。まず、1曲目の『Dark Star』でいきなり23分の演奏。確かに長いのは、クリームやオールマンにもあったが、まるで違う。そもそも観客の拍手が入っていない。あれは、耳ざわりだ。疲れる。
    静かな始まり。Jerryのギターは星のまたたきや、煌めき、そして静寂までも表現してしまう。まさにDark Starである。
  • これを聴けば、こうやってゴチャゴチャ書いている無意味さがわかる。『聴けばわかる』という一言に集約できる。心を開いて魂を浮遊させてしまえばこちらのもの。
    ライブパフォーマンスの意味が理解出来るようになる。計画されたものでない、その瞬間のインスピレーションによるインプロヴィゼーション。やり直しがきかないスリリングな応酬。演奏者のエゴがはじけながら、それが和解してバンドがひとつになり、さらに高いところへ行こうとする時に心を開いた者だけが入れる空間が生まれる。
    そのためにこそライブがある。拍手や声援はいらない。いっしょに楽しめばいい。
  • 思えば、アナログ時代にはこれを通して聴くのに最低3回はレコードのところに行かなければならなかった訳だ。それが今やrepeatにしておけばエンドレスで聴けるのだ。シアワセ。

• 以上は1998年7月19日現在の内容です。
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