オフィシャルCD　No.3

邦題

アオクソモクソア

原題

Aoxomoxoa

Studio録音

1CD

1969年6月20日発表

• Deadの3枚目である。主な内容は以下のとおり。

CD Code	WAM1790	日本版	WPCR-562 95/12/21	入手可能	（但　1998年7月現在）
Produced	Grateful Dead	Arrenged	Grateful Dead	Engineer	Bob Matthews and Betty Cantor
録音時期	1969年上旬	録音場所		CoverDesign	リック・グリフィン

• メンバー　

• 曲目　

No	邦題	原題	時間	作詞作曲
1	セント・ステファン	St.Stephen	4:25	Hunter-Garcia-Lesh
2	デュプリーズ・ダイヤモンド・ブルース	Dupree's Diamond Blues	3:40	Hunter-Garcia-Lesh
3	ローズマリー	Rosemary	2:02	Hunter-Garcia-Lesh
4	ドゥーイン・ザット・ラグ	Doin's That Rag	5:15	Hunter-Garcia-Lesh
5	マウンテンズ・オブ・ザ・ムーン	Mountains Of The Moon	4:15	Hunter-Garcia-Lesh
6	チャイナ・キャット・サンフラワー	China Cat Sunflower	4:15	Hunter-Garcia-Lesh
7	ホワッツ・ビカム・オブ・ザ・ベイビー	What's Become Of The Baby	8:30	Hunter-Garcia-Lesh
8	コズミック・チャーリー	Vosmic Chaelie	5:45	Hunter-Garcia-Lesh
		Total	38:07

• MEMO
  • Deadの3枚目のアルバム。
  • NOTESによると、Deadのもともとの名前はWarlocks。1965年の7月にGrateful Deadとなって、またたく間にサンフランシスコのサイケデリックロックの先駆者達の中で、最も有力なグループとして知られるようになったそうである。
  • 67年3月にレコードデビュー、翌68年7月に『Anthem of the Sun』、そして翌69年6月にこの『Aoxomoxoa』を発表する。
  • このアルバムは全曲Dead自身のオリジナルであり、プロデュースもアレンジもDead自身が行なっている。
    革新的な試みで、バンドの伝説的なライブのエネルギーをレコード上に捕えている。(注：とNOTESに書いてあるのは、初めての16チャンネルレコーディングを指しているのか？）
  • Deadのクラシックとなった『St.Stephan』『China Cat Sunflower』『Dupree's Diamonnd Blues』を含む。
  • そしてDeadで最も斬新な聴覚上の実験である不気味な『What's Become Of The Baby』と、ボーカルにフィルターをかけた忘れられない『Rosemary』を含む。

  　

• 蛇足（独断による私的感想）
  • 私にとって5枚目に入手したDeadである。前作がライブとスタジオのミックスである革新的な『Anthem Of The Sun』だったこともあり、見ようによってはかなり卑猥でサイケデリックなジャケットでもあり、相当ドロドロの音を予想していた。
    そっけなく始まった『St.Stephan』はJerryのつぶやくようでクリアなギターと、まるで後のQueenのオペラみたいな進行の曲で、やや構えていた腰を折られた。
    個人的には日本語ライナーなどに書かれている『強いサイケデリック』な印象は無い。
    長い御経のような『What's Become Of The Baby』以外は、かなり『まとも』で前作のほうがそういったイメージは強い。正直に告白すると、知らないうちにCDは終了してしまい、特に印象に残る曲も無かった。
  • 前作同様、莫大な時間と費用を費やしたアルバムで、Jerry自身はたいへん気にいっていたようだ。このアルバムで、バンドが莫大な借金を背負うほどの手間をかけた。
  • 『Aoxomoxoa』は回文（上から読んでも下から読んでも同じ。タケヤブヤケタ）になっている。
  • どうも演劇調のボーカルになじめないようなので、Jerryのギターに注目して聴き直した。確かにギターは良い。アコーステックもエレキも流石の演奏をしている。また、『China Cat Sunflower』や『Cosmic Charlie』はなかなか良い曲だ。そう言えば、日本のDeadサイトにしばしば登場する『China Cats』はこの曲からバンド名を取ったのですね。（でも、どうして『チャイナ』ではなく『チナ』と標記するの？）
  • 聞き込めば良くなってきたり、同じ曲でもライブで演奏されると違うのだろうけど、今のところ私には今ひとつのアルバムです。

• 以上は1998年7月19日現在の内容です。
• 『オフィシャルCDリスト』へ戻ります。